シーズーを飼っている飼い主さんの中には、去勢手術をするべきかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、シーズーの去勢手術について、その利点や注意点などを詳しく解説していきます。
シーズーの去勢手術とは？
- 去勢手術は、オスの犬の精巣を取り除く手術のこと
- メスの不妊手術は避妊手術と呼ばれる
- 去勢手術は全身麻酔下で行われる
シーズーの去勢手術とは、オスの犬の精巣を取り除く手術のことを指します。
メスの犬の場合は子宮と卵巣を取り除く手術で、避妊手術と呼ばれています。
去勢手術は全身麻酔下で行われ、術後は数日間の安静が必要となります。
去勢手術を行うことで、オスの犬特有の問題行動を防ぐことができるほか、病気のリスクを下げることもできます。
ただし、手術にはリスクも伴うため、事前に獣医師とよく相談することが大切です。
去勢手術のメリット
- 発情期の問題行動を防ぐことができる
- 精巣腫瘍や前立腺肥大のリスクを下げられる
- オス特有の強い匂いを抑えられる
去勢手術の最大のメリットは、発情期の問題行動を防げることです。
オスの犬は発情期になると、マーキングや咬みつきなどの問題行動を起こすことがあります。
去勢手術を行うことで、こうした問題行動を防ぐことができます。
また、去勢手術を行うことで、精巣腫瘍や前立腺肥大のリスクを下げることもできます。
オスの犬は加齢とともに精巣腫瘍や前立腺肥大になるリスクが高まりますが、去勢手術を行うことでこれらのリスクを大幅に下げることができるのです。
さらに、オス特有の強い匂いを抑えることもできるため、室内飼いの犬には特におすすめです。
去勢手術のデメリット
- 手術にはリスクが伴う
- 肥満になりやすくなる
- 被毛が抜けやすくなることがある
去勢手術のデメリットとしては、まず手術にリスクが伴うことが挙げられます。
全身麻酔を行うため、ごくまれに合併症が起こることがあります。また、手術後は傷口の感染などにも注意が必要です。
去勢手術を行うと、代謝が落ちて肥満になりやすくなることもデメリットの一つです。
去勢後は食事量の管理が必要になります。
また、一部の犬種では去勢後に被毛が抜けやすくなることがあるため、ブラッシングなどのケアが重要になります。
去勢手術の適切な時期は？
- シーズーの場合、6ヶ月〜1歳が適切
- 早すぎる去勢は成長に影響する可能性がある
- 遅すぎる去勢は問題行動が定着してしまう恐れがある
シーズーの去勢手術の適切な時期は、6ヶ月〜1歳ごろとされています。
あまり早い時期に去勢を行うと、成長に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
一方で、去勢の時期が遅すぎると、発情期の問題行動が定着してしまう恐れがあります。
シーズーの性格や飼育環境なども考慮して、獣医師とよく相談の上で去勢の時期を決めましょう。
去勢手術の費用は？
- 病院によって費用は異なる
- 一般的には2万円〜5万円程度
- 術前検査や術後の薬代なども必要
去勢手術の費用は、病院によって異なります。
一般的には2万円〜5万円程度が相場ですが、大都市の病院では10万円近くかかることもあります。
また、去勢手術の費用には、術前の血液検査や術後の抗生物質の費用は含まれていないことが多いため、別途費用がかかります。
トータルの費用を事前に確認しておくことをおすすめします。
去勢手術後のケアは？
- 術後は数日間の安静が必要
- エリザベスウェアを装着して傷口を保護する
- 抜糸は術後7〜10日後に行う
去勢手術後は、数日間の安静が必要です。
犬の動きを制限するために、エリザベスウェアを装着して傷口を保護します。
また、傷口は毎日消毒し、化膿などの異常がないか確認します。
抜糸は術後7〜10日後に行います。
抜糸後も傷口が完全に塞がるまでは、過度な運動は控えめにしましょう。
術後の食事は消化の良いものを与え、徐々に通常食に戻していきます。
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去勢手術をするべきかどうか
去勢手術をするべきかどうかは、犬の性格や飼育環境、飼い主の考え方によって異なります。
メリットとデメリットをよく理解した上で、獣医師とも相談して決めることが大切です。
シーズーは比較的おとなしい性格の犬種ですが、オスの場合は発情期の問題行動が見られることがあります。
また、室内飼いが多いシーズーの場合は、去勢によってオス特有の匂いを抑えられるメリットは大きいでしょう。
ただし、手術のリスクや術後の管理などを考慮する必要があります。
去勢手術は一度行うと元に戻すことはできません。愛犬の健康と幸せを第一に考え、慎重に決断することが大切です。
